さいたま水族館で展示されているカメたちを紹介します。

さいたま水族館のカメ達
リクガメについて
水中生活を行わないので、手足に水かきがない。
足には棘状のウロコが多数ある。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米に住み、温帯から熱帯ま
で多数の種類が分布している。種類ごとに特徴ある甲羅を持っており、草を食べるおとなしい
種類が多い。


アカアシガメ
(Geochelone carbonaria)
南米のコロンビアからベネズエラにかけて生息する。
熱帯のジャングルから森にかけて生息する陸カメ。手足のうろこが赤色のため、この名前があ
る。雑食性で、植物、果実、サボテンなどを食べるが、小動物の死体を食べることもある。成体
の甲羅長は50cmくらいに成長する。


ギリシャリクガメ
(Testudo graeca)
地中海沿岸の北アフリカ、ヨーロッパ南西部、中近東、黒海沿岸に生息する。甲羅には黒い斑
点模様があるが、地域によって配色が異なる。この模様が「ギリシャモザイク」と呼ばれる模様
に似ているためにこの名が付いた。草食性で、草や果実を食べる。
成体の甲羅長36cmに成長する。


ヘルマンリクガメ
(testudo herumanni)
ヨーロッパ南西部からトルコにかけて生息する。甲羅には黒い斑点模様があり成長につれて
盛り上がる。冬眠する地域もある。草食性で草や果実を食べる。
成体の甲羅長35cmに成長する。


ホシガメ
(Geochelone Elegans)

ホシガメはインド・パキスタン・スリランカにかけて生息する。
美しい甲羅模様からペットとして乱獲され個体数が激減している。
現在では輸入量が制限されており緊急保護種としてさいたま水族館で管理委託されている。
換金性が高いために密猟、違法取引が後をたたない。草食性で
成長すると、15cm〜28cmほどになる。

さいたま水族館では飼育環境がいいために、
ホシガメが、このように産卵している。


ケズメリクガメ
(Geochelone sulcata)

アフリカ東部から中部、サハラ砂漠周辺に生息する。
後ろ足の付け根の鱗が大きな爪状に変化しているのが特徴である。乾燥地帯に住み、昼間は
隠れて、涼しい夕方に動く。草食性でサボテンなどを食べる。成体の甲羅長76cmに成長す
る。ご存知「怪獣ガメラ」のモデル。


パンケーキリクガメ
(Malacochersus tornieri)
ケニア、タンザニアに生息する。乾燥した土地の岩場に住み、危険を感じると岩の隙間に逃げ込み
体を膨らませる習性がある。草食性である。
成体の甲羅長17cmになる。


ヨツユビリクガメ
(Testudo horsfield)
ロシアリクガメ、ホルスフィールドリクガメの別名を持つ。ロシア南部からパキスタン、中国西部にかけて
生息する。前足の爪は4本という特徴がある。乾燥地帯に住み、陸亀であるが、地面に穴を掘
り冬眠する。草食性である。成体の甲羅長22cmに成長する。



川にすむカメについて
水辺とその周辺で生活し、ほとんどの種類が水陸両用の生活をするので乾燥には弱い種類で
ある。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリア、北米、南米に住み、南半球には首を横に
曲げる原始的な種類もいる。雑食性の種類が多く、魚、エビ、植物を食べる。


クリイロハコヨコクビガメ
(Pelusios castaneus)
アフリカ大陸の赤道周辺、西部、南部に生息する。浅い池にすむ。身を守るときは首を横に曲げ
るだけではなく、腹側の甲羅を曲げて箱のようになる。雑食性で、魚類、水生昆虫、水草を食
べる。成体の甲羅長24cmに成長する。


ニシキマゲクビガメ
(Emydura subglobosa)
ニューギニア島とオーストラリア北部に生息する。首、手、足に赤い縞があり、腹側が明るい赤色
をしている。身を守るときは首を横に曲げる。肉食性で魚を食べる。
成体の甲羅長25cmに成長する。


ヌマヨコクビガメ
(Pelomedusa subrufa)
スーダン、中央アフリカに生息する。首は体の横に折り曲げて隠す。捕まると、身を守るために腹
側から臭いにおいを出す。肉食性で、魚やエビを食べ、大きな個体は水鳥も襲うと言われてい
る。成体の甲羅長30cmに成長する。




トゲヤマガメ
(Heosemys spinosa)
東南アジアに生息する。森林地帯の小川や浅い池の周りに住む。
ヤマガメの名前があるが、半水生のカメ。夜行性で昼間はあまり動かない。
子ガメの甲羅の周辺はトゲ状だが、成長するとトゲはなくなる。
雑食性で植物、果実、昆虫、ミミズを食べる。成体の甲羅長22cmに成長する。


ハナガメ
(Ocadia sinensis)
中国南部、台湾、ベトナム、ラオスに生息する。流れの緩やかな河川や池に棲む。
腹側の模様が花のように見えるのでハナガメと呼ばれる。雑食性であるが植物質のエサを好
む。成体の甲羅長27cmに成長する。


ヒラリーカエルガメ
(Phrynops hilari)
ヒラリーカエルアマタガメの別名を持つ。ブラジル南部からアルゼンチン北部に生息する。
身を守るときは首を横に曲げる。肉食性で、魚やエビ、貝などを食べる。
成体の甲羅長40cmに成長する。


フロリダスッポン
(Apalone ferox)
アメリカ合衆国のフロリダ半島を中心に生息する。子供の頃はオリーブ色に黒い斑点が付いてい
るが成長すると全体が灰色になる。水かきが発達し、水中を素早く泳ぐ。肉食性で魚やエビ、
巻貝、両生類を食べる。成体の甲羅長50cmに成長する。


カブトニオイガメ
(Kinosternon carinatum)
レッドバックマスクタートル、カブトジャコウガメの別名を持つ。アメリカ合衆国南部に生息する。甲羅の中央
は高く盛り上がる。雑食性だが川底を移動してエビ、貝、カエルなどの動物性のエサを多く食
べる。成体の甲羅長12cmに成長する。


カミツキガメ
(Chelydra serpentina)
北米から南米まで生息する。4亜種に分かれ、それぞれ生息地が異なる。性格は非常に荒
い。雑食性で、魚や小動物、水生植物などを食べる。捨てられた個体が日本国内で繁殖し、問
題となっている。特定外来生物指定種
成体の甲羅長50cmに成長する。


キバラガメ
(Trachemys scripta scripta)
イエローベリースライダーの別名を持つ。アメリカ合衆国東部に生息する。目の後ろに太い黄色の縞
がある。子ガメの時は甲羅が緑色でアカミミガメ(ミドリガメ)とよく似ている。雑食性で甲殻類
や水草を食べる。成体の甲羅長28cmに成長する。


ミシシッピアカミミガメ
(Trachemys scripta elegans)
子ガメはミドリガメである。アメリカ合衆国からメキシコに生息する。目の後ろに赤い模様があ
る。雑食性で水生生物や水草を食べる。輸入された個体が野生化して日本で帰化している。
成体の甲羅長30cmに成長する。


ミシシッピチズガメ
(Graptemys kohnii)
ハイイロチズガメの別名を持つ。アメリカ合衆国に生息する。子ガメの時は甲羅に地図の等高線の
ような模様があるので「地図亀」と呼ばれる。目の後ろに眉毛のような黄色い縞がある。雑食
性で魚や甲殻類、水草を食べる。
成体の甲羅長25cmに成長する。


モンキヨコクビガメ
(Podocnemis unifilis)
南米北部とアマゾン川上流に生息する。首の横に黄色の模様があるが、成長すると薄くなる。
身を守るときは首を横に曲げる。雑食性だが植物性のエサを多く食べる。
成体の甲羅長68cmに成長する。


ニューギニアカブトガメ
(Elseya novaeguineae)
ニューギニア島に生息する。頭の部分に1枚の大きな鱗があり、カブトをかぶったように見えるの
でこの名前がついた。首には多数の細かい突起がある。身を守るときは首を横に曲げる。雑
食性で水草、魚を食べる。成体の甲羅長30cmに成長する。


ジーベンロックナガクビガメ
(Chelodina siebenrocki)
ニューギニア島と周辺の島に生息する。ヘビのように長い首を持ち、
水中を素早く泳ぐ。身を守るときは首を横に曲げる。肉食性で魚、エビを食べる。
成体の甲羅長30cmに成長する。


スッポン
(Pelodiscus sinensis)
日本、台湾、東アジアに生息する。甲羅は柔らかい皮膚で覆われている。水かきが
発達し、水中を素早く泳ぐ。食用として養殖が行われている。肉食性で魚やエビを食べる。成
体の甲羅長30cmに成長する。


スッポンモドキ
(Carettochelys insculpta)
ブタバナガメの別名がある。ニューギニア島からオーストラリア北部に生息する。手足がヒレ状に
変化し、産卵以外は陸に上がらない。雑食性であるが、子ガメは植物質の餌を多く食べ、成長
につれて魚、貝を食べるようになる。成体の甲羅長70cmに成長する。


ワニガメ
(Macreoclemys temminckii)
アメリカ合衆国南部に生息する。肉食性で口の中に、ミミズのような形の舌があり、魚をおびき寄
せて食べる。アゴの力が強く、小型のカメも食べてしまう。
成体の甲羅長80cmに成長する。




マタマタ
(Chelus fimbriatus)
南米北部からアマゾン川流域に生息する。鼻は細長い管状になっている。身を守るときは首を
横に曲げる。流木や落ち葉と似た姿をして、水底でじっとしている。魚を食べる肉食性。
成体の甲羅長46cmに成長する。

トウブドロガメ
(Kinosternon subrubrum)
アメリカ合衆国の東部から南部にかけて生息する。河川や沼に棲む。甲羅は丸いドーム状にな
り、腹側は蝶番のように動く場所がある。模様や頭の大きさで3つの亜種が考えられている。
雑食性で水生生物、水生植物を食べる。成体の甲羅長12cmに成長する。



ウミガメについて(さすがに標本しか展示されていなかった)
一生のほとんどを水中で生活するので、手足は泳ぐためにヒ
レ状に変化している。水圧に耐えるために、表面の皮膚が硬く
なり、手足首を甲羅の中に隠せない。太平洋、大西洋、インド
洋の熱帯から亜熱帯の海域に分布して、主にクラゲやヒトデ、
貝などを食べる。
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